ウィメンズマーチで話題のになったMILCKの「QUIET」という歌について
今日は少し前にアメリカのウィメンズマーチで話題になった「MILCK」(ミルク)という歌手と彼女の歌である「Quiet」についてご紹介したいと思います。
まず、マーチで話題になった「Quiet」はこちらです。
MILCKさんは真ん中に立って歌っている女性ですね。
These women never met till today and practiced this song online. Show them some love. #Icantkeepquiet #WomensMarch #WomensMarchOnWashington pic.twitter.com/rPA4dDTIYz
— Alma Har'el (@Almaharel) 2017年1月21日
MILCKさんはこちらの曲を書いてからネットでメンバーを募り、マーチまでスカイプなどを通じて練習したものの、本番の2日前までリアルに会ったことがなかったそうです。
それで当日マーチのあっちこっちでゲリラ的にライブを行い、その動画がツイッターに投稿されたところ、「I can't keep quiet」(黙ってなんかいられない)という力強い歌詞が大きな反響を呼び、エマ・ワトソンなどの有名人も含め、本当に多くの人にリツイートされました。
この曲の具体的な歌詞はまた他のエントリーでご紹介しようと考えているのですが、まず、MILCKさんがこの曲に対して持っている想いを少しご紹介できればと思います。
YoutubeにはQuietの公式PVが上がっているのですが、
ビデオ詳細にはこちらの文章があります。
--------------------------------------------
【原文】
As a survivor of anorexia, abuse, and depression, I can say that I have let the overwhelming pressures of filling media/society's expectations of "how a woman should be" overwhelm and silence my inner voices - without even realizing I was doing it.
Until...I just couldn't breathe anymore.
As I live more days on this planet now, I can say with full confidence that there are no standards or rules worth crushing our soul bones to fit into. Life gets better when we just... let it out.
I hope you enjoy, and feel empowered or comforted after watching. If you see some of yourself in this video, please share and pass the word on. Much love to you. ”
【和訳】
拒食症、暴力やうつ病の生存者として言えるが、私も「女性はこうあるべき」というメディアや社会の圧力を受けて自分で自分の内なる声を抑え込み、黙らせてきた…それも全く気付かないうちに。
…私がいっさい息できなくなってしまった、その時まで。
今、この地球でもっと沢山の日々を過ごしてきてこそ言えるが、魂の骨を粉砕してまで無理に自分をはめ込む価値のあるルールや基準はないよ。人生がまだマシになれるのは、私たちがただ…溜めこんだものを吐き出せた時。
こちらの動画を見て楽しみ、見た後心強く感じられ、または慰められた人がいれば嬉しいです。動画の中で少しでも自分を見出した人は、シェアなどで他の人にも広めるように。では、沢山の愛をあなたに。
--------------------------------------------
MILCKさんって、何て心強くて逞しいんだろう。
歌手として発表している曲はまだ多くないが、
今回のウィーメンズマーチで話題になって
これからはアメリカでどんどん上がってくると思います。
そんな彼女に、今後期待していきたいですね。
では。